超ド素人のためのFXの基本【初級編Part1】
前回は【冒頭編】でFXの魅力をお伝えしました。
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今回の記事は【初級編Part1】で、為替相場や円高、円安などの基本を書いていきます。
ざっくりわかる為替相場
FXで為替市場に参加しよう
FXには物理的な取引所はありません。世界中の金融機関がそれぞれのネットワークを介して1対1の取引(トレード)をしています。
東京でも金融機関など市場参加者を総括して「東京外国為替市場」と呼んでいます。
為替取引の主体としては、トレードで利益を出そうとする「投機筋」と、実際に外資の売買を必要としている「実需筋」に分けられます。
投機筋は主に金融機関やヘッジファンドなどで、これらの組織の為替ディーラーが日々、利益を求めて取引しています。
個人投資家もFX会社を通じて取引に参加しており、1人ひとりの取引規模は小さくとも立派な投機筋のひとつです。
一方、実需筋の中心は企業です。輸出企業などではビジネスで得た外資を日本円に両替する必要が出てきます。逆に輸入業者では製品を仕入れるために外資が必要なので、円を売ってドルを買う取引をします。
為替市場にはこうしたさまざまな参加者が取引しており、それぞれの目的や思惑、需給の変動で為替レートは刻々と変化しています。
「円高」と「円安」とは?
円高や円安といったキーワードは普段からニュースでよく耳にする言葉です。1ドルいくらとして報じられますが、この金額が大きくなっているのになぜか円安だったり、円が高くなったのが悪いニュースのように報じられることに違和感を持つ人もいるかもしれません。
一般的に円高や円安というと、アメリカの通貨である米ドルに対する価値が高くなっているか、安くなっているかを示します。
たとえば、1ドル=100円なら、100円を売ると1ドルが買えます。その後120円になると1ドルを買うのに必要な20円増えるので、ドルに対する円の価値が安くなっているので「円安」といいます。
その逆で80円に変動すると1ドルを買うのに必要な円が少なくて済むので、円の価値が高くなっているので「円高」といわれます。
外資を買うことを「ロング」、外資を売りから入ることを「ショート」といいます。また、ロングあるいはショートで新規の取引を始めることを「エントリー」といいます。
スマホで楽に取引
FXの取引はパソコンかスマホ、タブレットで行います。
パソコンの場合、インターネットエクスプローラーなどのウェブブラウザ上で行うか取引専用ツールをインストールするかどちらかを選べるFX会社もあります。
スマホの場合は専用のアプリをインストールをするのが便利です。ほとんどのFX会社がアプリを提供しているので、スマホを使用して取引しようと考えている方はアプリストアで探しましょう。
タブレットの場合、パソコンの大画面とスマホのお手軽さを兼ね備えているのでタブレットを持っている方はタブレットで取引をするのがおすすめです。
レバレッジのかけすぎに注意
FXで取引するには元手資金となる「証拠金」をFX会社に預けることで、レバレッジをかけて資金を超える取引が出来ます。
上限とされているレバレッジは25倍までとされていることが多いです。
レバレッジをかけると利益も損失も25倍まで大きくなってしまうので注意が必要です。
たとえば、25倍のレバレッジで10万円の証拠金で2万5000ドルをロング(買った)した場合、1円円安に振れれば2万5000円の利益を得ることが出来ます。
為替レートの変動は1%なのに元手の25%の利益を手に入れることが出来るのです。
その逆に損失を出すと一気に資金が減ってしまいます。
資金の少ないうちはレバレッジを低く設定して地道に稼いでいきましょう。「損切り」を早めに行うことで損失を小さく抑えることが出来ます。
損失額をイメージする
「もし予想通りに1円動いたら、いくら儲かるかな?」と考えるのも重要なのですが失敗したときの損失額をイメージするほうがはるかに重要です。
イメージの仕方としては、自分がシミュレーションした損失額に耐えられるかどうかを具体的にイメージします。
どこまで許容できるかは元手額や収入、資産、性格などで全く異なるので他人の取引を参考にするよりも自分で考えることが重要です。
また、利益をイメージしすぎるとリスクの取り過ぎにつながります。
「ここまでは減らさない」という目標を立てて、そのための投資計画を描いていくべきです。
まとめ
円高か円安かは考えすぎると頭がぐちゃぐちゃになって余計に分からなくなります。
まずは、実際に取引をしてみることで理解のスピードも速くなります。
今回の重要な点は
- 円高と円安の意味
- スマホでお手軽に取引できる
- レバレッジのかけすぎに注意
- 損失額のイメージが重要
次回は、超ド素人のためのFXの基本【初級編Part2】になります。