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超ド素人のためのFXの基本【経済編Part1】

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前回は【実践編Part4】で取引のペースや自分に合う手法、自動売買や税金などについてお伝えしました。

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今回は、経済指標と為替相場の関連、指標発表トレード、市場予測、リメンバーFXなどをお伝えしていきます。



初心者が知っておくべき経済指標


経済指標と為替相場の関係

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相場に影響を与えるあらゆる物事であるファンダメンタルズの中でもFX投資家が特に注目しておきたいのが経済指標です。


経済指標は各国の政府や中央銀行が発表する経済関連の統計結果で、GDP(国民総生産)のほか、雇用や小売、物価、消費、貿易、設備投資、産業ごとの動向などを示す統計があります。
その国の経済が過去と比べてどのような状況にあるのかをデータで把握することができます。


こうしたデータは為替相場に大きな影響を与えます。たとえば、アメリカの雇用の状況が改善したと言う発表がなされると市場がアメリカの経済は強い、あるいは利上げなど金融引き締めもあり得ると判断してドルが一気に買われ、ドル円相場が急伸することがあります。


アメリカの経済指標は世界中の経済に対してもインパクトとなるので、ドル以外の通貨も動かす力を持っています。


相場が大きく動けば期待できる利益の幅もそれだけ大きくなります。どちらの方向に動くかは経済指標の結果次第で事前にはわかりませんが、積極的に利益を狙っていく人にはチャンスがあります。


ただし、その分リスクも大きくなるうえ、すでにポジションを持っている人にとっては急激な変動で損失を被る可能性もあるので要注意となります。


これらの経済指標は発表される日時が事前に公表されているので、投資家はあらかじめその時間の夜に発表されることが多いので、昼間は仕事で忙しい人も参加できます。


日常的にはそれほど取引していなくても、こうした
「指標発表トレード」
に絞って取引するような個人投資家もいます。




指標発表トレード

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経済指標は上手に付き合えばFXのチャンスを大きく広げ、なおかつ短時間で効率的に利益を上げることが可能になります。


特に注目度が高い指標では、発表と同時にレートが大きく動くことがあります。アメリカの雇用の現況を示す雇用統計はその代表格でFX会社などでは発表時に合わせてアナリストによる解説動画を配信したり、投資家がみんなで発表を見守るお祭りのようなイベントを開催することがあるほどです。為替相場だけでなく、アメリカや日本の株式市場にも影響を及ぼします。


ドル円の場合、わずか数分で一気に1円以上も動くこともあるので、重要な指標発表を挟んでポジションを持つのは避けておくのが無難です。


実際、雇用統計発表の前日や当日になると、為替相場や株式市場では新たな取引を控える「様子見」ムードが強くなり、レートがほとんど動かなくなることもあります。


長期保有派の投資家でも変動が大きくなりそうなことが予想される局面では必要に応じてポジションを減らしておくといった対策も考えられます。


トレードは指標の結果を受けた値動きの方向を確認してから、その方向に乗ってエントリーするのが基本です。発表前に結果を予想して、イチかバチかのポジションを持ったりするのは危険です。当たった時の利益は大きくなりますが、逆に振れた時の損失も大きくなります。


結果を受けてどう動くかは市場のセンチメント(心理状態)によっても変わります。上昇の勢いが強い局面では良い指標だけに大きく反応し、悪い指標には反応が鈍ることもあります。
直前の相場環境もしっかり確認しておきましょう。



市場予測とサプライズ

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経済指標で良い結果が出ればその国の通貨は買われて上昇し、悪い結果が出れば売られて下落します。しかし、指標結果の良し悪しに絶対の評価はなく、相場はさまざまな要因の影響を受けて変動します。


重要な経済指標には事前に金融機関や情報機関のアナリストらが、予想値を出しています。これらの予想の平均的な数値が市場のコンセンサスとされ、投資家に強く意識されることになります。


値動きを左右するのは、指標の結果の良し悪しよりも、市場予想との乖離です。予想よりも良ければ買われ、悪ければ売られ、同じであれば反応しないという傾向が強まっています。


このため、市場予想をはるかに上回る好結果が出ると「ポジティブサプライズ」となり通貨は大きく買われます。逆に予想をはるかに下回る悪い結果だと「ネガティブサプライズ」として暴落することもあります。予想と結果が離れているほどサプライズは大きくなり、市場は上にも下にも極端な反応を示すようになるのです。


また、市場が事前に良い結果を予想した場合、相場は発表を待たずに期待で上昇することがあります。そして発表を待たずに期待で上昇することがあります。そして発表された数値が予想通りだと市場はその結果をすでに織り込んでいるため、もう上昇の余地がなくなることもあります。



リメンバーFX

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相場への影響が特に大きい経済指標の発表時を狙った「指標発表トレード」は短時間で大きな利益のチャンスとなる反面、値動きが大きいだけに失敗すると深手を負うことにもなりかねます。


しかも、値動きの幅や方向は指標の結果だけでなく、市場の雰囲気や事前予想との差などさまざまな要因が複雑に関係してくるので単純な予想も困難です。実践で取引する前に、何度かは値動きを見守って慣れておきたいところです。


しかし、特に影響の大きな重要な経済指標となると月に数回しかないので待っていられないという人もいると思います。そこでおすすめなのが「リメンバーFX」です。


リメンバーFXは過去の重要な指標発表時の値動きを再現し、まるでリアルタイムのように体験できるサービスです。指標名やカレンダーから経済指標とその日程、通貨ペアを指定すると発表時間の1分前からの1分足チャートが表示され、刻々と変化していくレートを見ることが出来ます。指標の結果と事前予想値、前回値も表示されます。


取引画面も一緒に表示され、デモトレードも可能です。100万円が入った口座が想定され、BidやAskをクリックしてポジションを持てば、変化するレートとともに評価損益が増減していく様子も見られます。レバレッジや注文数量も指定できるので値動きの幅やポジション量、レバレッジや損益額の関係の感覚をつかむ練習にもなります。


発表当時の本当の値動きをいつでも体験できるので、FXをする人にはとても役立つサービスです。




まとめ

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今回の重要な点は

  • 経済指標
  • 為替相場の関連
  • 指標発表トレード
  • リメンバーFX

次回は、超ド素人のためのFXの基本【経済編Part2】になります。

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