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超ド素人のためのFXの基本【チャート編Part2】

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前回は【チャート編Part1】で為替チャートの値動き、ローソク足、投資戦略などについてお伝えしました。




今回は、移動平均線、平均足、トレンドラインなどをお伝えしていきます。

これさえ知っていればチャート図は読める


移動平均線でトレンドを把握する

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トレンドを把握するには、移動平均線が役立ちます。移動平均線は、一定期間の過去のレートを平均したデータをつなげた戦のことです。日足チャートの20日移動平均線であれば、過去20日間の終値を足して20で割った数値をその日の数値とし、毎日のデータをつないでいくことで完成します。


日々の値動きを平均化してなだらかに表示するので、ローソク足よりもトレンドの把握に適しています。
移動平均線の傾きはそのままトレンドを示しており、右肩上がりなら上昇トレンドです。さらにローソク足が移動平均線より上で推移していれば、より確かな上昇相場と判断できます。


逆に移動平均線が右肩下がりで、なおかつレートが移動平均線の下で推移していると、典型的な下落トレンドとなります。


傾きの角度も重要で、急であるほどトレンドは強くなり、水平に近いほどトレンドは強くなり、水平に近いほど弱いトレンド、あるいはトレンドがない状態を示します。


また、移動平均線は短期と中期、あるいは長期を加えた2~3本を一緒に表示して使うのが一般的です。日足チャートであれば1週間を示す5日、1カ月を示す20日か25日、3カ月を示す75日線がよく使われます。期間が短いほど直近の値動きを反映して角度は大きくなり、期間が短いほどなだらかになります。


短期線はダマシが生じやすく、長期線はシグナルが点灯するのが遅い傾向があるので、併用するのがいいでしょう。




移動平均線が交わる「クロス」

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移動平均線はトレンドだけでなく、売買シグナルも示してくれます。短期と長期の2本の移動平均線を使った売買サインに「ゴールデンクロス」、「デッドクロス」があります。


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ゴールデンクロスは、動きの激しい短期戦が動きの緩やかな長期線を下から上へ突き抜けて十字を形成することをいいます。トレンドが転換し、上昇が始まったことを示す買いサインです。


逆に短期線が長期線を上から下へ突き抜けるとデッドクロスで、下落を示すサインとなります。ゴールデンクロスなら2本の移動平均線がともに上向き、デッドクロスなら2本がともに下向きであれば、制度が高いシグナルとなります。


短期線が新しいトレンドの方を向いていても、中期線が横ばいなら制度は落ち、逆を向いているようだとダマシの可能性も高くなります。


いずれも、移動平均線の期間をどのぐらいに設定するかで出現するタイミングが変わります。期間を短くすると頻繁に出現するため精度が落ちますが、長く設定するとなかなか出てこないのでチャンスを逃しやすくなります。


日足なら短期は5~12日、長期は20~25日が一般的ですが、自分でいろいろ試してみて使いやすい期間を設定するのがいいでしょう。


ゴールデンクロスとデッドクロスの売買シグナルは、移動平均線以外にも複数のラインを表示するテクニカル指標で使えます。



平均足を活用する

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ローソク足は相場の動きが一目でわかる便利なツールですが、上昇トレンドで陰線が頻繁に現れることも多く、トレンドが分かりにくい場合もあります。こうした点を修正したのが「平均足」です。


平均足は高値と安値はローソク足と同じですが、始値は前の足の始値と終値の平均、終値はその足の四本値の平均になります。日足であれば前日と比べて相場が上昇しているのか下落しているのかをより明確に示してくれるので、トレンドが分かりやすくなるのが特徴です。


同じ期間のローソク足と平均足を比べてみれば違いは歴然で、上昇トレンドでは陽線が多くなり、トレンドが強ければ角度だけでなく実体の長さも長くなります。実態が短くなると、トレンドが弱くなっていることを示し、転換点が近いことを示すサインにもなります。


注意したいのは上下のヒゲで、ローソク足とは意味が異なります。平均足では力強い上昇トレンドでは下ヒゲが出ず、長い上ヒゲが続くことになります。同様に、強い下落トレンドでは下ヒゲが長い陰線が並ぶ傾向が強くなります。


このため、陽線が続く上昇相場で下ヒゲが登場すると、上昇のパワーが衰え、トレンド転換が近づいているサインとなります。同様に、陰線が続く下落トレンド下でも上ヒゲが出てくると上昇に転じる兆候であるとも読み取れます。


トレンドの強さや転換サインが視覚的に分かりやすいのが平均足の利点です。一方で、現在値や細かい値動きの把握にはローソク足が適しているので併用がおすすめです。



トレンドラインで売買ポイントを予測

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チャートは見るだけでなく、自分で選を引くことで相場の理解がグンと深まり、売買ポイントもつかみやすくなります。取引ツールのチャート画面には、簡単に線を引ける機能があるのでトライしてみましょう。


相場は一本調子で上がったり下がったりはせず、小さな変動を繰り返しギザギザを描きながら推移するものです。このギザギザの安値同士をつなぐと「サポートライン」を引くことができます。トレンドを支える下値支持線ともいい、下落しても下げ止まって反発することが多いため、押し目買いポイントとなります。


上昇トレンドの場合、このラインを割って下落するとトレンドが終了した可能性が高くなるので、強い売りサインになります。


逆に高値同士を結ぶと「レジスタンスライン」を引くことが出来ます。上値抵抗線とも呼ばれ、上昇を抑え込む抵抗になっているラインです。レジスタンスラインに達すると下落に転じることが多く、売り目安として使うことが出来ます。下落トレンドでレジスタンスラインを突破し上昇してきたら、トレンド転換の買いサインです。


これらのラインはトレンドラインとも呼ばれこの売買シナリオは移動平均線でも同様に使えます。上にある移動平均線が抵抗になって反落したり、下にある移動平均線が下値をサポートし反発することはよくあります。


ラインを引く際にローソク足の実体とヒゲのどちらを基準に迷う人もいるでしょう。これには正解はなく、線を引きやすい、判断しやすい、あるいは成功率が高いと感じるほうにしましょう。



まとめ

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今回の重要な点は

  • 移動平均線について
  • 平均足について
  • トレンドラインの引き方


次回は、超ド素人のためのFXの基本【チャート編Part3】になります。

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